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2017年11月19日 (日)

PARADOX ② Dreamers Are Lonely

新しいアルバム発売前に、先行発表された楽曲。
氣志團万博でも、いち早く披露された作品でもあり、これはきっと自信作なんだなと思います。
ただ、youtubeのコメントなど見てみると、少なからず、ファンの間に拒否反応も生じさせたような気がします。

その理由は2つあったように思います。
そもそも、布袋さんの音楽を好きという人は、基本的にはロックで、ノリの良いビート感のある楽曲を好きな人が多いといのに対し、ゆったりとしたタイプの曲であったこと。
そして、もう1つは、海外進出を目指した前作が、歌を封印し、ギタリストへの原点回帰をし、いかにも洋楽然としていたのに対し、今回は日本語で歌うということで逆戻りして、後退しまったような印象を与えたこと。
わたし自身も、初めて聴いたときには、少しショックを受けたというか、微妙だなあ…と思ってしまいました。
歌詞についても、「人は皆、夢追い人」というような部分が、若干気恥ずかしく、手垢のついたような、いつもの布袋節に感じてしまった面も正直ありました。

しかし、新アルバムを聴き込んでいくうちに、その中で流れるこの曲はやはり名曲なんだなということを実感します。
まず、ギターの音色が良いんですよ。詳しくないので具体的な事は何も言えないんですが、ずっと聴いていたくなるような心地よさがあるんですね。
一音一音の弦の響きを細部まで、注意を行き届かせている、という印象を受けました。心を込めて丁寧に手入れされた芝生のような。だからこそ、おそらく、ただ弾く分には、難しいフレーズではないのでしょうが、あの心地よさを生んでいるんだろうな、という。
なかなかああいうギターを弾くのは難しいものだと思うのです。
COMPLEXのCRY FOR LOVEで、日本一心の時、ギターのアウトロを聴きながら、吉川さんがなんとも気持ち良さそうにギターの音を味わっている、あの感じを思い出しました。
そして、やはりメロディが美しいですね。
で、歌詞なのですが、やはり布袋さんにとって「夢」は何よりも大切なもの。そして、夢を追うということは、すなわち孤独であるということ。
以前、記事にも書きましたが、布袋さんの歌詞には「孤独」という単語がけっこう多く出てきます。
でも、その「孤独」というのは、決してマイナスの意味だけで使っているわけではないんですよね。夢を追うことの必然として、逃れられない孤独を肯定的に受け入れようという、そういうニュアンスも常に感じますね。
人から何と言われようが、あえて同じことを繰り返し、繰り返し、歌っていくことに意義があるんですね。
きっといつの日か 覚えているか LONERY WILD

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